宿業転換は日蓮の仏法においては基本的な大事な法則だと思います。俺の大好きな御文に「至理は名無し聖人理を観じて万物に名を付くる時・因果具時・不思議の一法之れ有り之を名けて妙法蓮華と為す此の妙法蓮華の一法に十界三千の諸法を具足して闕減無し之を修行する者は仏因・仏果・同時に之を得るなり、・・・」新櫃の本尊抄の「釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す我等この五字を受持すれば、自然に彼の因果の功徳を譲り与え給う」と通じる御文があります。【仏因・仏果・を得る】これは地獄因・地獄果・ 修羅因・修羅果など十界すべての因・果・を得ることができるということだと思います。「転重軽受と申す法門あり、先業の重き今生につきずして・・・一乗の益をうる事の候、」（変毒為薬）（願兼於業）もあります。
【之を（因果具時・不思議の一法＝妙法蓮華経）修行する者・】【五字を受持すれば、】 これは南無妙法蓮華経と口に出して唱える事だと思います。
妙法蓮華経に南無（帰命・もとずく）することだと思います。
南無妙法蓮華経と口に出して唱える事によって、スイッチが入り躍動するということだとおもいます。 之を否定する人はどういう根拠・文証からでしょうか。日蓮を否定するということだと思います。
仏教は極端に言えば学問ではない・頭であーだこーだというんではないということだと思います。実際の我々の生活とともにあるものということだと思います。
我々の生命は永遠とは言っても、草にも木にも生る寿量品の仏なわけだから人間として常住ではないわけです。現じ難い仏界を体得できれば、想いどうりの状況に行けるということです。 まあその前に目の前の問題をかたずけなくてはなりません。
実際に実験証明する大いに価値のある法門だと思います。【心得られざるも・現象有れば、これをもちいる】【一切は現象にしかず】 信じられなくてもやってみる価値があるということです。
